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前提:
サーバ⇒HP Integrityシリーズ(石=Intel Itanium2)
OS⇒ HP-UX B.11.23 ia64 (`uname -srm`の結果)
はじめに:
UNIX系サーバでの生産性向上のため、
GNUソフトウェアをインストールして運用するのは皆さんご承知。
HP-UX でも
勿論それらをインストールできるが、
パッケージの数が多いとビルドに手間がかかって大変。
で、
Solaris とかぢゃ“Sun Freeware”なるサイトがあって
SPARC/ x86別、バージョン別のバイナリ・パッケージを
ダウンロードできるようになっている。
HP-UX も、
User Groupが頑張って同様の事ができるようになっている。
サイトはこちら
“Porting And Archive Centre For HP-UX”
さらに
Itanium2用バイナリ・パッケージのダウンロードはこちらから
“HP-UX Alphabetical Package Index”
HP-UX 用バイナリ・パッケージは、
拡張子"depot" となっていて、
‘swinstall ’というコマンドでインストールできるようになっているらしい。
で、
インストールしてみる。
手順:
1)まずはダウンロード
勿論、Archive Centre For HP-UXから。
2)depot をインストールしてみる
まず、
注意することがある。
‘swinstall ’コマンドは、
DNSが必須であるらしい。
だから、
『こちら』
を参考にしてDNSが動くようにすべし。
(手前味噌だが‥‥‥)
さもないと、
「内部エラーが発生しました」
なんて、ワケ分からないメッセージが出て使えない。
(‘凡庸’が、最初にハマった箇所)
‘swinstall ’は、
基本・GUIらしい。
が、
根っからのTELNET派である‘凡庸’は、
非対話形式でインストールを試みる。
以下、GNU sedをインストールした例。
# cd /home/var
# gunzip sed-4.1.4-ia64-11.23.depot.gz
# swlist -s $PWD/sed-4.1.4-ia64-11.23.depot
・
・
# ターゲット: fooserv:/home/var/sed-4.1.4-ia64-11.23.depot
#
# プロダクト:
#
sed 4.1.4 sed
#
最後に表示されたプロダクト名を以下のように‘swinstall’ で指定すると
非対話式のインストールになる。
# swinstall -s $PWD/sed-4.1.4-ia64-11.23.depot sed
・
・ ※ERROR という文言が表示されなかったら、OK
・
# swlist sed
・
・
# ターゲット: nz_hp01:/
#
# sed 4.1.4 sed
sed.sed-RUN
#
最後に:
断っておくが、
ダウンロードしたdepot を100%信用しないことだ。
現に、
まともに動かないものがいくつかある。
‘凡庸’の場合、
tcsh と less がダメだった。
TERM環境変数にセットしてある‘vt100’ を
正しく識別せずにダム端末と見なされてしまい、
viエディタなどが美しく動いてくれない。
原因は、
組み込まれた端末画面制御ライブラリ(libcurses)がマッチしていないのではないかと推測。
で、
ソースをDLして
手前でビルドしたものを使用してる。
ちなみに、
インストールしたパッケージを削除するときは、
‘swremove’を使え。
# swremove tcsh
と
‘凡庸’は、やったった。
だって、
ちゃんと動かないんやもん。